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DEAD MAN WALKING

デッドマン・ウォーキング
/ ジェネオン エンタテインメント



原作を読んで映画も見た「DEAD MAN WALKING」。

この映画のスーザン・サランドンは、本当に綺麗だった。

8月。むしょうにこの本を読みたくなって、繰り返し繰り返し、
読み返した。

著者のシスター・プレジャンは、人に頼まれて死刑囚の
精神的アドバイザーになる。まったくの別世界への入り口は
彼女を想像を絶する痛みの世界へと導いていく。



誘拐、暴行、レイプ、殺人を犯して、死刑を宣告されている
死刑囚パットを、最後まで人間としてその尊厳を認め、
愛をもって接するシスター・プレジャンの葛藤と苦しみ、
そして、確信。彼女がもう一人の死刑囚ウィリーの死の直前に、
彼を「神の子」と呼び、ウィリーが「生まれてはじめてそう呼ばれた」
と答える場面で、胸が震えた。

凶悪犯罪を犯した二人が、自分の罪を認め、謝罪するという責任を果たすまでに
変えられていく過程は、容易ではなかったから。理路整然と考えながら
冷たくなく、豊かな感情をもちながら感情に流されない、そんな彼女との
やりとりの中で、徐々に心が開かれていく二人。

「死刑囚よりも、被害者の遺族を先に助けるべきではなかったのか」と
批判されたことが、彼女を被害者の遺族の救済にも乗り出させることになる。
犯罪者とその家族、被害者とその家族、まったく正反対の
立場に立つ一人一人の心の痛みを、深い共感をもって受けとめて
いくことになる彼女の立場の難しさ。どちらも具体的で実際的な
助けを切実に必要としていた。どちらも、人が離れ去っていく
孤独の中にいた。

シスター・プレジャンの存在が、立場の違いを超えて、
周りに許しと理解をもたらしていく過程は感動的だ。

彼女は、彼女が援助している被害者の父親が、痛ましい子供の遺体の前で、
まだ、誰かもわからない加害者を許すお祈りをささげながら、
その後も、許し続けるために、できうるかぎりの努力を続けていることを
知っていた。耐え難いその苦しみを知っていた。
許すということは、祈りと共にもがき苦しみながら勝ち取っていくもの
という彼女の言葉の意味は深いと思う。

現実は厳しい。死をもってしても贖うことのできない罪があるのも事実。
でも、この本を読み終わった時、その暗闇をつきぬけていく
一筋の光を感じずにはいられない。それは、シスター・プレジャンを動かしている
ゆるがない確信のようなものかもしれない。被害者も人間であり、
加害者もまた人間であるということ。そして、どんな状態であっても、
人間は神に造られた「神の子」であるという彼女の信念。
彼女の愛は、まさにそこから湧き上がってくる尽きない泉に思えた。
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by claraY | 2005-08-30 16:59 | 映画
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