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思い出のアンネ・フランク by ミープ・ヒース

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「思い出のアンネ・フランク」 by ミープ・ヒース
深町眞理子訳 文春文庫

「アンネの日記」を読まれた方は多いと思います。読まれた方だったら、
ミープがどんな役割を果たした女性だったか、思いあたりがあることでしょう。
2年以上にわたるフランク一家の隠れ家生活を外から支援しつづけた
女性であり、フランク一家が捕まった後、隠れ家にはいり、アンネの日記を
回収し、アンネの父、オットー・フランクが生還するまで保管した人でもあります。

日記が奇跡的に残され発行されてから40年を経て、当事者だけが知る
真実が重い口から語られています。

「わたしはヒーローではない。たんに、あの暗い、恐ろしい時代に、わたしと
同じようなことをした、あるいは、もっと多くの~ことをした良きオランダ人たちの、
長い、長い列の端に連なっているにすぎない。」という言葉で始まるこの物語
は、おそらくミープ自身にとって一番思い出したくない出来事の記録だと思います。



ミープとヘンク夫妻とフランク一家の平和な時代から隠れ家生活、
オットー以外の家族全員が収容所で死亡したのち、1人生還してからの
生活すべてにおける、その誠実で変わることのない関係に心打たれます。
同じ理由でミープと夫ヘンクの関係にも心打たれます。

詳細はここでは紹介しませんので、もしよろしければぜひ、
この本を手にとってみてくださいね。

ミープの言葉です。
「多くのものが失われたが、アンネの声はけっして失われはしまい。
わたしの若き友は、この世界にすばらしい遺産を残してくれたのだ。

とはいえわたしは、それからもずっと、生きている毎日毎日を通して
できればこうではなかったほうがよかった。そう願い続けてきた。
たとえアンネの日記が決してこの世に出ることがなかったとしても、
それよりはアンネや他の人たちが、何とか生き延びていてくれた
ほうがずっとよかったのに、と。

あの人たちのことを悲しまずに過ぎる日は、いまも一日とてない。」

ムッソリーニがスイス国境のコモ湖畔で捉えられ銃殺され、
ヒトラーも自殺し、多くの戦犯が裁かれ、戦争が終わって平和な
毎日が戻ってきても、多くの愛すべき人たちが戻ってこなかった
戦争は、言葉では言い尽くせない空洞を多くの人の心に残したのだと
思います。それでもこの本を通して、悪と命がけで闘ったつつましい
人たちの姿を知ることができたことを感謝します。ナチスは多くの人を
殺しましたが、命をかけてユダヤ人をかくまった人も多かったのです。

アンネ・フランクの言葉
「自分でも不思議なのは、わたしが今だに理想のすべてを捨て去っては
いないという事実です。(中略)にもかかわらず、わたしはそれを今でも
持ち続けています。なぜなら今でも信じているからです。~
たとえ嫌なことばかりでも、人間の本性はやっぱり善なのだとういうことを。」
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by claraY | 2007-08-15 19:15 |
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